INFORMATION

  • ショー・イベント
2017.07.13

「東京レインボープライド2017」でのメークショーのレポート(2)

5月6日、7日の2日間、東京都代々木公園にて『東京レインボープライド(※)』開催されました。資生堂ブースにてビューティークリエーションセンターのヘアメイクアップアーティストがメーキャップショーを行いました。

(5月6日のレポートはこちら

※『東京レインボープライド』は、 性的指向や性自認(SOGI=Sexual Orientation, Gender Identity)のいかんにかかわらず、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、各個人が幸せを追求していくことができる社会の実現を目指すイベントの総称です。今年の動員数は過去最多の約108,000人。

 

 

 

5月7日

◆ベッティーさん(女装アイドルグループ 最先端ガールズ)×石田美紀(資生堂ヘアメイクアーティスト)

レインボープライドのメインステージでも、ミニスカートで元気に歌って踊るアイドルのベッティーさんですが、事前のヒアリングではとてもシャイな印象、オーダーも控えめに「おまかせ」とのこと。

ベッティーさんの健康的な肌色を魅力的に活かした「太陽に愛される日焼け風メイク」を提案。自分の肌色にあったツヤ系ファンデーションと、より濃いファンデーションの2色づかいで立体日焼け肌をつくり、頬の高いところから横にオレンジ系チークをぼかしてヘルシー可愛い印象に仕上げました。

エスニックなロングワンピースと明るい髪色とも相性よく、ステージとは違ったベッティーさんの可愛らしさが引き立ちました。

ベッティーさんは、「紫外線予防」や「クマの消し方」などのアドバイスにも大感激。ショーのあと、デパートの化粧品カウンターで石田オススメのファンデーションを購入されたそう。

 

◆西原さつきさん(トランスジェンダー、モデル、女性化レッスン『乙女塾』代表講師)×石塚由香(資生堂ヘアメイクアーティスト)

両日モデルをしてくれたさつきさん。二日目のオーダーは「紫外線対策しながら美しく」でした。

西原さつきさん(トランスジェンダー、モデル、女性化レッスン『乙女塾』代表講師)

ご自身もセミナー講師としてスキンケアの重要性をレクチャーされるほどお手入れにはこだわりがある方。

今回は、清楚系女子というリクエストをいただきましたので、目もとに濡れた輝きを演出するベージュ系、マスカラでしっかりまつ毛をあげて、生き生きとした表情に。ナチュラルでありながらきちんと感のあるメーキャップに仕上げました。

また、その重要性を一人でも多くの方にわかっていただくためモデルとしてご協力いただきました。紫外線から肌を守るデモンストレーション。バックステージでは、スキンケアの意識の高さを感じる一面も垣間見せてくれました。また、大勢のファンの方々へのトークサービス。沢山の方々に愛されているさつきさんでした。

 

◆樹里杏さん(LGBTアイドルグループ NSM)×林佐知子(資生堂ヘアメイクアーティスト)

虹色のワンピースで現れた樹梨杏さん。この日がお誕生日だったそうで、客席から「おめでとう!」の声も。オーダーは「大人っぽく。色っぽいメークに挑戦したい」。目がくりっと大きく可愛らしい印象ですが、ステージに上がる前には「アイメイクをするとやりすぎな印象になってしまう。バランスを取るのが難しい」という悩みも話してくれました。そこで、アイメイクは目尻だけにラインを入れ、肌感とリップで色気を演出しました。頬骨からこめかみに向かってベージュのクリームチークをベースに、濡れ艶感のある肌づくりをし、ティントリップで色味を出してからグロスを足すことで立体感のあるぷるっとした唇に。眉もふんわりと描き、大人の色っぽさが漂うメイクが完成。ファンの方から歓声があがりました。

 

 

 

 

◆百目鬼優さん(MTF寄り女装家)×石塚由香(資生堂ヘアメイクアーティスト)

可愛いもの、ロマンティックなものが大好きな百目鬼優さん。

可愛く自然なメーキャップというリクエストをいただきました。もともと切れ長のきれいな目元をされているけど、ご自身は丸い大きな目がお好き。なので、つけまつ毛をつけて丸く大きな目もとに仕上げました。

フィッシュボーンのヘアスタイルもお気に召したようす。

 

 

 

 

 

◆TRPに参加して

「みんな様々な悩み、スキンケア、メイクに対するクエスチョンをもっているんだな、と感じました。少しでもそんな悩みや疑問に答えられるような場がつくれるよう、盛り上げていきたいです」(石田)

「ポイントメイクよりも、スキンケアの仕方など基礎的なものに対して反応がよくて驚きました。性に関係なく誰にでもが“理想の自分”があると思います。それを叶える方法が分からない、という方が多かったのではないかと。少しでもそのお手伝いができると良いなと感じました」(林)

「登壇いただいた方々にそれぞれ個性があり、また、大勢のファンの方々に発信し続けながら個性を受け入れる社会づくりに尽力を注がれていることがよくわかりました。今後も、美しくなることのお手伝いを通してそんな社会づくりに貢献できればうれしいです。」(石塚)