2017年春夏のトレンドを解説 今季のメイクは「ピンクブーム」が熱い!

資生堂ビューティークリエイションセンターでは、メイクアップやヘアスタイルの未来のトレンドを予測する「ビューティートレンド研究」を行っています。その一環として、トレンドの最先端である東京、ニューヨーク、パリの3都市でメイクアップとヘアスタイルに関する街頭調査を年に2回(春夏季、秋冬季)実施しています。

東京の街頭調査は、2017年4月下旬~5月上旬に、東京の銀座・原宿・渋谷で、20~30代の女性300人を対象に実施し、その結果から、2017年春夏のメイクアップとヘアスタイルの傾向が浮き彫りになりました。時代の気分に敏感な東京の女性たちの間でトレンドとなっているのは、どんなメイクアップ、ヘアスタイルなのか、ビューティートレンド研究チームのヘアメイクアップアーティストが解説します。

2017年春夏の街頭調査まとめ

2017年春夏のメイクトレンド

旬のピンクは“軽さ”と“抜け感”がキーワード

春夏の最も大きなトレンドはピンクのアイシャドウです。昨年の「赤みアイカラー」をきっかけに女性たちのアイメイクへのモチベーションが復活、ファッションのピンクブームとともに、目もとにもピンクの流行が到来しました。

フルアイテムを使ってアイメイクをしている人の中で、ピンクのアイシャドウを使用しているのは44%。前季(2016年秋冬)の4%から大きく増加しました。

ピンクブームは、数年に一度、必ず訪れるトレンドのひとつ。その中で今季のピンクは、少しくすみ感のあるグレイッシュな色調が主流です。肌なじみのいいピンクをふんわりのせ、アイラインはあえて引かないか、ブラックやブラウンのラインを目尻だけにスーッと入れるのが今季風。 グラデーションを効かせたり、黒のアイラインでまぶたをきっちり囲んだりせず、どこかに“軽さ”と“抜け”をつくるのが今の気分です。

ぱっちりまつ毛から「上げないまつ毛」の時代へ

春夏のアイメイクでもうひとつ目立ったのが、「上げないまつ毛」という新しい流れです。アイラッシュカーラーでしっかり上げたまつ毛ではなく、アイフレームに沿って平行だったり、あえて下がったままのナチュラルなまつ毛が増加。やりすぎ感のない頑張りすぎない自然な目もとを表現する傾向が見られました。その裏には「ぱっちりとした目より、自分の個性に本当に合ったアイメイクを追求したい」という女性たちの気分がうかがえます。

リップは肌なじみのいい「青みレッドとピンク」が旬

秋冬にブレイクした「ブライトリップ※3」の流行はひと段落。軽快な表現の傾向になる春夏に人気になっているのは、青みレッドやピンクのリップです。色調も、今シーズンは肌なじみのいい「モデレート(なじみ色)リップ※4」が主流に。薄づきで色持ちのいいティント系のリップも人気で、口紅やグロスを厚く重ねるより、素の唇が色づいているかのようなナチュラルなつきや質感を楽しむ人が増えていることがわかりました。

※3 ブライトリップ:ディープでビビッドな、はっきりとした色調のリップ
※4 モデレートリップ:ソフトで肌なじみのいいおだやかな色調のリップ

眉は自然な太さのある眉が定着

ここ数シーズン流行のナチュラルな太さのある眉は今季も継続。自分の眉の毛流れを生かした、直線的なやや角のある眉が人気です。目もとや口もとのメイクを積極的に楽しみたい人が増える一方で、形も太さもより自然な眉を好む女性が増えてきています。

ほおはナチュラルな血色チーク

眉同様、チークもナチュラル傾向が目立ち、血色をよく見せる程度に、自然にふんわりいれるのが主流でした。ピンクメイクの流行で目もと、口もとにピンクを使っている今季。チークはあえて控えめにし、引き算メイクでバランスをとっていることが考えられます。

  • HAIR & MAKEUP ARTIST