色、レングスに際立った傾向が見られない一方、ヘアアレンジにこだわる人が増加しています。特に多いのが、ベレー帽などの帽子。実に40%の人が、アレンジのツールとしての帽子を取り入れていました。大きなサイズのヘアアクセサリーで遊ぶ、ウェットな質感に作りこんだスタイルに挑戦するなど、大胆なヘアアレンジを楽しむ人も。その裏には、インスタグラムやSNSに写真を投稿し、「いいね」を増やしたいというイマドキの女性の心理が働いているといえます。SNSで高評価を得ることは、ヘアスタイリングを行う上での大きなモチベーションとなっていると分析できます。
ヘアスタイルでは、何も手を加えていないような、無造作なスタイルが旬。一見、ボサボサに見えるスタイルですが、実は、前髪のニュアンス、束ねたときのおくれ毛、くせ毛のような毛先の動きなどをしっかりアイロンで作りこみ、あえて「やっていない感」を演出しています。かつての巻き髪ブームから時代を経て、アイロンを使ったスタイリングの楽しみ方が変化し、こなれてきたことがわかります。